え?集中力ってそんなに短いの?!集中力を持続させる1POINTテクニック
みなさんは、集中したいのになかなかうまく続かず、嫌な気持ちになってしまうことはありませんか?
集中力がないせいか、なんかすぐにぼーっと考え事をしてしまう。。
仕事中にデスクでついウトウトしてしまう。。
頭で分かっていながら別のことをしてしまう。。
ここぞ、という大切なところで失敗してしまう。。
きっと多くの方が心当たりがあると思います。
毎日終わりが見えない仕事を抱え、期日が迫る中なかで思ったように集中できないのは、とてももどかしいですね。
そこで、少しの工夫で簡単に集中力が持続できるようになるテクニックを1つお伝えいたします。
まず、なぜ思ったように集中できないのか?
それは、人間の集中力には限界があるからです。
人間はロボットではないので、集中力の限界というものは当然あります。
集中力の持続は40分程度が限界といわれています。
なかには、それよりも集中力が持たない人もいたりしますが、 持続時間が短くても悲観することはありません。
そして、長時間の集中状態を維持するほど脳が働かなくなることも判明しています。
では、どうすれば脳が集中状態になるでしょうか?
実は、集中と休憩のサイクルを作れれば、いつでも集中タイムに入れるんです!
その集中力を高めるテクニックのひとつに、「ポモドーロ・テクニック」があります。
ポモドーロ・テクニックとは、開発者で起業家のフランチェスコ・シリロ氏によって発明された、
短時間の集中作業を繰り返すことで、集中力を高めるテクニックです。
ちなみに、「ポモドーロ」はイタリア語でトマトの意味で、シリロ氏が学生時代に愛用していたトマト型のキッチンタイマーにちなんで名づけられたそう。
【 ポモドーロテクニックのやりかた 】
ポモドーロ・テクニックは、「25分集中して、5分休む」というサイクルを繰り返していきます。
手順は以下の通りです。
・達成したい仕事や勉強にかかる時間を想定し、25分単位に分割する
・タイマーを25分後にセットして、25分間集中して取り組む
・タイマーが鳴ったら、5分間休憩する
・25分と5分のサイクルを4回繰り返したら、30分の長い休憩をとる
・タスクが終わるまで、2~4を繰り返す
このように、ポモドーロ・テクニックのポイントは、短時間でギュッと集中して休憩をきちんとること。
集中と休憩のサイクルを作り出すことで、集中し続けることができるんです。
そして、ポモドーロ・テクニックの効果を高めるために、以下のルールを守ってくださいね。
●5サイクル(125分の作業と25分の休憩)以上の作業は分解する
ポモドーロ・テクニックを使って集中しても、作業の終わりが見えないと、やる気が出なくなってしまいます。
5サイクル以上かかりそうな作業は、「4サイクルで100ページまで進める」など、いったん4サイクルまでの作業を切り出しましょう。
●作業がのっていても、25分で必ず休憩をとる
うまく集中していると25分以上取り組みたくなりますが、そのまま続けるとエネルギーが切れたり、作業に飽きたりしてしまいます。
たとえ作業のキリが悪くても、25分ごとに必ず休憩をとりましょう。
●休憩中も机の上は作業中の状態のままにしておく
休憩になっても、作業に使用しているノートやパソコンの画面を閉じないでください。
作業中の状態を残しておくと、「中途半端になっている作業を終わらせたい」という心理が働き、休憩後にスムーズに仕事に戻ることができます。
また、ポモドーロ・テクニックを試した結果、「集中力が25分もたない」と感じる人がいるかもしれません。
そのときは、25分にとらわれずに「15分集中、3分休憩」のリズムなどで試してみましょう。(作業時間に応じて、休憩時間は調整してくださいね)
そして、ポモドーロ・テクニックを活用するには、集中する時間だけでなく休憩時間の過ごし方も重要です。
5分間の休憩は、別の情報にふれずに脳を休ませる過ごし方をしましょう。
たとえば、以下のような過ごし方がオススメです!
1.まばたき体操
目の疲れがたまっていると、集中力が落ちてしまいます。
そこで、まばたき体操をして、目の疲労を和らげましょう。
やり方は、とってもカンタンです!
目をギューっとかたく閉じて、目をパッと開くだけです(約20回連続で)
2.タオルで目を温める
蒸しタオルで目元を温める方法もオススメです!
目元を温めると目のコリがほぐれますし、蒸しタオルの温かい刺激にはリラックス効果もあります。
30分の休憩時間の過ごし方は自由ですが、仮眠をとるのもオススメです!
いかがでしたでしょうか?
ポロドーム・テクニックは、時間を区切るだけの工夫なので、とても取り組みやすいテクニックだと思います。
なかなか集中できずに悩まれている方は、ポロドーム・テクニックを日常にとりいれてみてはいかがでしょうか?(^^)
ですが、どうしても集中できなかったり、すぐに眠くなってしまうときは、
肩や首の緊張により、身体の構造面で異常をきたしてしまっている場合もあります。
そんな時は、身体を本来の状態に戻してあげることが先決です。
集中力を高めることによって、仕事や勉強を効率的に進められると、自分の時間を作れて充実した生活を送れますね(^^)
身体のメカニズムを知り、生活環境の改善につなげていきましょう!