運営会社 株式会社ZAC 代表
金森秀晃よりご挨拶
私がここに至るまでには、大きな2つの転機がありました。
ひとつは、18歳の10月14日、私はある事故(事件)に巻き込まれ、左耳の聴覚と三半規管を失い、いまだ失ったままです。
意識不明から目を覚ました時は、激しいコーヒーカップに乗っているような感じで、24時間吐きっぱなしでした。やっと車椅子に乗れるようになった時には、大幅に体重も落ち、ステロイドで顔は倍に膨れ上がり、髪も抜け落ちる、という有様でした。
そうした中、母が話していた話があります。
障がい者の方についてのお話です。
障がい者の方は、生まれながらにしてハンディキャップを背負いながらも、それを受け止め克服していくだけの精神力を持った、強い人間なのよ、という話でした。だから、今回、あなたも一生の傷を負いながらも生かされているわけだから、それに見合うだけの使命を探しながら生きていかないとだめよ。と、話しておりました。彼女なりの励ましだったのでしょう。
それが私の一つ目の転機になりました…。
二つ目の転機も、偶然にも母親がらみです。
私の母は癌で亡くなりましたが、末期のがん患者というのは、とてつもない激痛に襲われて、家族の言葉ですら被害妄想的に受け止めてしまうほど精神的にまいっています。そうした中、お医者様というのは、もちろん悪気はないのですが、そこまでケアなさらない。それを目の当たりにして、私は、そこまでケアできる空間を作りたい、と決心し、今に至ります。
代替医療は、まさに、私が母親に気付かせてもらった仕事であり、私が命を懸けて取り組んでいくべき「使命」なのです。
スタッフは、皆、この思いに共感し、私とともに、この使命を果たそうとしてくれています。初心を忘れず、誇れるスタッフと一丸となり、私の「使命」を果たしていく所存です。
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