自律神経失調症に対する栄養療法とは?
「自律神経失調症に対する栄養療法」とはどんな事なんでしょうか?
簡単に説明すると「栄養の力を使ってセロトニンなどの脳内物質を補う」という事になります。
最近ご来店されるお客様の中には、栄養がしっかり摂れていない方が多くいらっしゃいます。
もちろん食生活が偏っていたり、不規則であったりする方もいますが、決して暴飲暴食をしているわけでもなく、
しっかりバランスよく食べている方も多くいらっしゃいます。
では、何故そんな方でも栄養が取れていないのでしょうか?
それは、身体が”栄養を消化吸収できる状態になっていない”からなのです。
自律神経失調症やうつの根本的な原因の一つに”脳の栄養不足”というものが考えられます。
特に、脳の栄養不足による『セロトニン』という物質の低下があります。
血液・骨・リンパ液・筋肉・臓器など、人体のありとあらゆるものは食べた物の栄養で作られている事が誰でもすぐに分かると思いますが、うつで減少してしまうセロトニンなどの脳内物質も同様に摂取した栄養から作られているのです。
つまり、栄養療法とは、食事やサプリメントなどから特定の栄養素を摂る事で、減少してしまったセロトニンなどの脳内物質の生成を促す治療法を言うのです。
例えば、貧血なので血液の材料となる鉄分やたんぱく質を取る・骨粗鬆症を改善させる為にカルシウムをたくさん摂るといった事と同じなのです。
しかし、その前に肝心なのは、摂取した栄養をしっかり身体が消化吸収できる状態かどうか?という事なのです。
内臓が正常に機能する為には、自律神経の働きを高める事が大切なのですが、身体に過度の緊張や歪みがあると
自律神経の働きは低下し、内臓が正常に働く事ができません。
ストレスでの身体の緊張や歪みなど、初めはちょっとした事かもしれませんが、放っておくと徐々に蓄積されていきます。
そして、自律神経の働きが低下し、バランスを乱します。
こうなってしまうと、食事をしっかりと摂ったり、サプリメントで補ったとしても、身体がその栄養を吸収してくれないのです。
なので、
”食事のバランスには注意している” ”サプリメントも摂取している”など
栄養療法を意識してやっていても、「なかなか疲れは回復しないし、不調が続いてしまう。」という事が起こってしまうんです。
せっかく、色々気を付けているのにそれでは、もったいないです!
先ずは、栄養をしっかり吸収できる身体を1から作っていきましょう。