現代人は誰もがなりうる!?テクノストレス不眠の原因とは?
現代人は競争社会・管理社会の中、多くのストレスを受けて生活しています。
そんな高度情報社会の現代で切っても切り離せないのが、ネット・パソコン・スマホといった環境です。
仕事をするにおいても然り、日常生活も中でもスマートフォンが手放せない社会になってきています。
非常に便利な反面、心と身体には大きなストレスを与えていることも事実です。
このような、デジタル環境からくる現代病の1つとして。
”テクノストレス”というものがあります。
テクノストレスとは、コンピュータに過剰に適応したり、逆にうまく適応できないために生じる心身の障害です。
その障害により、さまざまな病態が現れるので、テクノストレス症候群と呼ばれています。
テクノストレスは3つに分類され症状は多岐に渡ります。
①テクノ不安症
今までコンピュータとは無縁だった人が、コンピュータの使用が必然的となっている現代に適応できず、
コンピュータは難しい、怖いという意識に追いつめられて、過度のストレスでイライラしたり、焦燥感、頭痛、悪夢、強い絶望感を抱いたりします。
現代社会ではコンピュータ化がすでに定着して、テクノ不安症は少なくなり、逆にテクノ依存症が激増しています。
テクノ不安症は、テクノストレス症候群の大半を占め、特に中高年のサラリーマンに多くみられるといわれています。
中高年はアナログ世代が多く、コンピュータに拒否反応を示す人が多くいます。
そして、仕事に支障をきたすような状態、テクノストレス症候群に陥ります。
②テクノ依存症(ネット依存症)
コンピュータに適応しすぎて、コンピュータのことしか考えられない、デジタルな考え方しかできなくなってしまうなどして、
人や社会とコミュニケーションがとれなくなる状態。
インターネットにのめり込み、睡眠不足、対人関係を嫌う、仮想社会から実社会に戻れなくなってしまうなど、日常生活に支障を来す状態。
また、視力の低下、頸肩腕の痛みや疲れ、全身のだるさなど、身体的にも影響が出ます。
予防法には、
コンピュータに向かう時間の制限、休憩・休養を定期的に取る、仕事を中断するときに頭をリフレッシュする、
毎日人と交流する場を持つ、環境の転換、運動、自然に接する。などを行うと良いです。
③VDT症候群(VDT障害)
ディスプレイ(コンピュータ画面)を見ながら長時間キーボード作業を続けることによって身体的症状が起こる、一種の職業病。
ディスプレイ作業を続けている人の約6割以上がこの症状に悩んでいると言われます。
疲労、頸肩腕の痛みやこり、眼精疲労などの症状を感じたら、休憩、休養を取り、長時間のVDT作業を控えたいです。
心当たりがあると感じた方はとても多いのではないでしょうか?
このように現代ではほとんどの方にとって身近に感じるテクノストレスですが、
さらに深刻化すると、ある症状が出てきます。
それが、"テクノストレス不眠"
テクノストレス不眠とは「テクノ依存症」に分類され、
PCやスマホの画面から発せられるブルーライトが脳に過剰な刺激を与え、脳が疲労してしまうことによって起こる睡眠障害です。
特に寝る前にスマートフォンをいつも操作する方は要注意です。
脳が就寝にて休息しないといけないのに、スマートフォンの操作にて、逆に覚醒させてしまいますので
サーカディアンリズム(体内時計)が乱れて、自律神経系や内分泌系、免疫系に悪影響を及ぼしてしまうのです。
しかもブルーライトは睡眠障害だけではなく、複数の様々な障害を同時に発生させますのでとても危険なのです。
実際にご来店される方でも、PC業務が多い方のほとんどが、
「眠れない。。」「夜中に目が覚めてしまう。。」といった睡眠障害を併発しています。
これは自律神経の交感神経の興奮が落ち着かなくなるため為ですね。
高度情報社会のなか、デジタル環境から離れる事は容易ではないですが、
意識的に休養をとるように心がけ、身体への負担を減らしていきましょう。
もしそれでも症状が続く場合は、身体が休めない状態になってしまっているかもしれません。
その場合は身体の構造を整えて、休める状態を取り戻していきましょう。