ところでそもそも”神経”ってなに??あるゆる症状に関係する神経の基礎をご説明!
「神経が疲れる」「神経質になる」「無神経な人」
日常の中で、"神経"という言葉を使うことって意外に多いですよね。
しかしいざ、神経って何?と聞かれると、うまく説明できなかったりします。
そこで今回は、神経とはそもそも何なのか?という事について、基本的なところを説明していきますね。
神経とは簡単にいうと「情報の通り道」です。
私達の全身には、この神経系とよばれる神経によるネットワークが張り巡らされており、
この神経が「情報の通り道」として働く事で、体の組織や各器官が情報をやりとりしています。
脳と体もこの神経を通してお互いに連絡を取り合っています。
神経を通して体から脳へ情報が伝わり、また、脳から体へと情報が伝わります。
神経を介した脳と体の情報交換に関する具体例がありますので、ご紹介いたします。
例えば、指先が熱いやかんについ触れてしまった時、私達は瞬間的にやかんから手を離しますが、
この時、指先に熱い物が触れたという指先の感覚情報は、神経を通じて脳に行き、それを脳が認識します。
この情報から「このままでは指先が危険!」と脳が判断すると「指先をやかんから離しなさい!」という指令が、体に送られます。
この指令によって、筋肉が動き、指先がやかんから離れるのです。
このように、神経が「情報の通り道」として働く事で、脳と体のコミュニケーションが上手に行われています。
指先の「熱い」という感覚情報が神経を通して脳に伝わり、脳から指先を動かすための指令も神経を通して伝わるということになります。
このような例を見ると、神経が「情報の通り道」として機能しているのがよくわかります。
私達の体内では、神経を通して体の組織、各器官が情報をやりとりしているということになります。
【神経の分類について】
神経は大きく分けると「中枢神経」と「末梢神経」の2つに分類されます。
「中枢神経」とは脳と脊髄を指します。
「脳」は、脳そのもので、「脊髄」とは、脳につながって腰まで伸びる神経の束です。
・「中枢神経」は全身にある末梢神経から伝達された情報をまとめて判断し、指令を出す。
・「末梢神経」とは中枢神経から枝分かれして体の隅々まで張り巡らされた細い神経。
つまり、全身に張り巡らされた「神経の網」と言えます。
「末梢神経」は脳から出ている12対の「脳神経」と脊髄から伸びる31対の「脊髄神経」からなり、
その働きによって「体性神経」と「自律神経」に分けられます。
「体性神経」とは体が受けた刺激を脳まで伝えたり、逆に脳から体を動かすための指令を伝える神経です。
・体が受けた刺激を脳まで伝えるものを「知覚神経」
・脳から動きの指令を伝えるものを「運動神経」
先程の例で言うと
熱いやかんに触れた時に”痛い””熱い”などの全身の感覚を脳に伝えるのが「知覚神経」
”指先をやかんから離しなさい!”という脳から手足などの筋肉を動かす指令を伝えるのが「運動神経」となります。
そして、
「自律神経」は、血管、心臓や肺、腸などの内臓に伸びている神経であり、体内環境を自動的にコントロールしています。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなります。
簡単にご説明しますと
・「交感神経」は”活動・緊張モード”の時に働く神経
・「副交感神経」は”リラックス・回復モード”の時に働く神経
この2つが拮抗して働く事により体内環境が整えられています!
「体性神経」は知覚や運動に関わる神経なので、その動きを意識的に動かせます。
これに対して
「自律神経」は無意識のうちに動く内臓や血管に関わる神経なので、意識的に動かすことが出来ないというのが大きな特徴となります。
長時間同じ姿勢でいたり、過度なストレスが続くことにより骨格は歪みます。
骨格が歪むことで神経は圧迫された状態になり、神経が圧迫され続けることで神経全体の働きが低下します。
つまり、「体性神経」の機能が低下する事で
身体からの情報は脳に伝わらず、脳からの指令が身体へ伝わらない事が起きてしまいます。
「自律神経」の機能が低下する事で内臓の働きや体内環境を整える機能が低下してしまいます。
よくあるのが、交感神経が優位になり続ける事で、緊張状態が続いてしまい身体の疲れが回復出来ていない状態です。
こんな状態が続く事で、身体の不調がどんどん大きなものになってしまうのです。
Fee'zの施術では矯正を行い、歪んで固くなってしまった骨格を元の柔軟性のある状態にする事で、
神経の働きを本来の状態に戻し”自然治癒力”を高めていきます。
本来の状態に整うと、身体は自分で不調に気づき、自分で対処できる力を取り戻していきます。
「全身への情報の通り道」である神経機能を取り戻し、身体の根本改善を一緒に目指して行きましょう。