「せっかくの休日、動きたいのに動けない・・」そんな抜けない疲労感・倦怠感の原因とは?

 

「最近、なぜか体のだるさ、倦怠感も感じるような気がします。動きたくないわけではないのに、動き始めに時間がかかるというか……」

先日、お客様からこのような声をいただきました。

 

季節の変わり目には、体調の変化を感じやすくなりますよね。

寒暖の差が大きくなる事での不調もありますが、、この「だるい」という感覚は、色々な病気のサインの可能性もありますから、続く場合は軽く考えない方が良いです。

 

【その原因はどこにあるのか?】

「疲労・倦怠感」という感覚は、私たちの体にとって
発熱、痛みとともに、体の恒常性(ホメオスタシス)に対するアラーム機構だと言われています。
疲れやだるさを感じるのは”休みなさい”という、体からのサインなのです。

特に現在のようなストレスフルな社会で生きる私達は、疲労や倦怠感を感じやすい環境にあるのかもしれません。

一般的に、疲労や倦怠感は ”肉体的なもの” と ”精神的なもの” があります。

肉体的なものは、過度なスポーツや過労などが原因となる事がありますが、何らかの病気が関係しているケースも少なくありません。

例えば、

●感染症や慢性的な炎症性疾患などによる老廃物の蓄積
●貧血や心疾患、肺疾患などによる低酸素状態
●低血圧
●更年期障害や、糖尿病、甲状腺機能低下症など、内分泌ホルモンの乱れ
●低栄養、電解質の異常、神経活動の低下
●アルコール中毒を含む薬物中毒 など

 

精神的なものの場合、うつ病や不安障害、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害もその原因になります。

スポーツ後の過労などによる疲労や倦怠感は、十分な休養で回復することが期待できます。
しかし、何らかの病気が原因となって起こる場合は

その原因となる病気を治療しないと、改善していくことははなかなか難しいかもしれません。

 

【回復しない疲労は、病気のサイン】

どんな病気にも、「疲れた、だるい」という症状は出ますが、
6カ月以上にわたって疲れが続くか、疲れが繰り替えされている状態を「慢性疲労」と呼びます。
日本人のおよそ45%がこのような慢性的な疲労を抱えているとされています。

一方で、6か月以上の強い倦怠感、強い疲労感が続き、物事を判断する能力が低下する(認知機能障害)や睡眠障害などの症状を伴う「慢性疲労症候群」という病気があります。

これは「慢性疲労」とはまったく別の疾患で、最近の研究によると脳神経系の炎症が関連していることがわかってきています。

 

【慢性疲労症候群の主な症状とは】

かつて、「疲労・倦怠感」という感覚は”運動などにより体の中に乳酸が蓄積することで起こる”と考えられていました。

実際に、運動後は一時的に、血液中の乳酸量が増えます。

しかし、これは一過性の変化であり、運動後1時間以内には元のレベルまで戻ってしまうのです。

さらに、ここ数年の研究で、慢性疲労症候群である場合は、脳内に炎症が起きている。
あるいは脳・神経細胞への血流が低下していることが分かってきました。

 

【身体の疲れを感じた時の対処法】

あるアンケート調査によると、疲労回復に効果がある方法として
入浴・コーヒーを飲む・アニマルセラピー・笑う・アロマセラピー・指圧などが挙げられています。
リラックスすると心の疲れがとれる感じがしますよね。

また、軽い運動をしてぐっすり眠る事・背中や体の中心を温める事も倦怠感の改善に効果があります。

疲労や倦怠感を感じた時はまず、これらの事を試してみてはいかがでしょうか。

それでも改善されない時、あるいは疲労・倦怠感が長く続く時は、何らかの病気が隠れているのかもしれません。
いずれの場合でも、早期発見、早期治療が大切なのです。

疲労の原因に色々な病気が関係しているなら、早めにしっかり治療すれば、元気に毎日を過ごす事ができますよね。

そうです!その意識がこれから先、差がつくポイントになります。

次回はこのAさんがFeezにご来店されてから、どのように変化していったか?お伝えしたいと思います。 

 ⇒ 取れない疲れ。。慢性疲労・倦怠感の種類と、その回復方法とは!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です