朝起きられない。。低血圧の特効法”伸び”の知られざる効果とは

朝、目覚めてもなかなか起き上がれない…、起きても行動が遅くて困っている…など、
なかなかスッキリと目覚めることができない人は多いものです。
目覚めをよくして朝から活動的に動けるようになりたい!と思っている人には“朝ストレッチ”をおすすめします。

朝が弱い原因のひとつに、低血圧が挙げられます。

低血圧とは全身の血液循環が悪く血圧が正常値より低い状態のことをいいます。

検査値で「収縮期血圧(最高血圧)が129mmHg以下/拡張期血圧(最低血圧)が84mmHg」を正常範囲としています。
また、低血圧には明確な診断基準がなく症状が出ない人もいますが、一般的には収縮期血圧が100mmHg以下/拡張期血圧60mmHgを低血圧の目安にしている病院が多いです。

低血圧の人は自律神経や内分泌の働きが弱いことが多く、血流が悪いことから、ふらつき・めまい・朝体調が悪い……などの症状を感じやすくなります。
運動や食事で改善が期待できる場合もありますが、起立性低血圧など治療が必要な場合もあります

寝ている時は誰でも体温が低くなりますが、朝起きる頃には体温が高くなります。
しかし、低血圧の人はもともと血液を押し出す力が弱いため、朝目覚めても体温が低く、血流も悪いことが多いです。
これでは脳に必要な血液が回らず、ボーっとしてしまいます。

朝起きた後、意識的に体を動かして血流をアップさせることが、朝のだるさ解消に役立ちますが、
特に簡単で最も効果が高い方法があります。

それは”伸び”です。

この”伸び”ですが、実はストレッチとは別物なのです。
ネコや犬の伸びを見たことがあると思いますが、背中を反らせてお腹を下げて足を伸ばし全身であくびをします。
人間も伸びをしますが、とくにすることが多いのが朝です。
この本能的な動きは、足を伸ばし、腕を上げ頭を動かし、あくびをするというものですので、
通常のストレッチとは異なるものなのです。

朝の伸びは、あくびにより脳にスイッチを入れ、ストレッチにより筋肉を再調整し、血液の循環を上げてくれることで、動く準備をしてくれるのです。

伸びは一度に全身の筋肉と脳を目覚めさせることが出来る、まさに特効法なのです。

目覚めが悪い原因は低血圧のほか、生活リズムの乱れが影響している場合もあります。
不規則な生活を送っていると自律神経のバランスが崩れ、体にさまざまな不調が出やすくなるからです。
血圧の調節も自律神経がコントロールしていますので、低血圧の人は特に生活リズムを乱さないように気をつけた方が良いでしょう。
就寝時間と起床時間をしっかり定め、食事内容を改善するほか、定期的な運動を継続することをおすすめします

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