ちょっと待った!独立したセラピストがやりがちな失敗3選
自分の施術に自信がついてきて、そろそろ独立を考えている…
せっかくセラピストになるにはいつかは独立したいけど、失敗したくないな…
今回はそんな方に向けて、実績25年のデータをもとに、独立したセラピストが失敗しがちなことを事例を交えて3つお伝えします。
目次
セラピストの独立の失敗とは?
実録!セラピストがやりがちな失敗3選
まとめ
セラピストの独立の失敗とは?
そもそも、独立したセラピストにとっての失敗とはどういうものを指すでしょうか?
色々な表現はできるかもしれませんが、簡単にいうと、自分の施術をするという事業で生計を立てらていない状態と言えるでしょう。
事業を成り立たせるために、借金を背負って、返せなくて廃業したり、
借金の返済だけでいっぱいいっぱいになってしまって余裕がなかったり、
借金はしないまでも、利益が低くて、生活を成り立たせるだけでギリギリだったり、
具体的にはこのような状態だと思います。
手に職をつけて、自分の力で稼いでいくんだ!と志して独立したのに、このような状態になるのは避けたいところだと思います。
それでは、どうして失敗してしまうのか、具体的な事例で学んでいきましょう。
実録!セラピストがやりがちな失敗3選
ここからは、実際に独立したセラピストから伺った事例を交えて、なぜ失敗してしまうのかを解き明かしていきましょう。
事例①「自分の技術を過信してしまう」
その方は、働いているお店で指名数ナンバー1を1年間取り続け、売上もリピート率もその店舗の記録を更新したことで、独立を決意したそうです。
マンションの一室を借りて、広告媒体にお金をかけて集客を開始したところ、
最初はそこそこお客様が来たものの、リピートが中々つかず、約半年もたずして閉業してしまいました。
これは、店舗内で優秀な成績を収めていたり、他とは違う独自の技術を提供していると思っていたりするセラピストに多い傾向です。
一店舗のセラピストとしては、指名数が多く、売上が高かったとしても、独立してお客様から評価を得られるかは全くの別のものです。
なぜこういう事態が起きてしまうかというと、セラピストとして働いていると、あくまでもお店が提供している技術に価値があるのであって、その人自身の施術そのものが求められるわけではないということを、忘れがちになってしまうからです。
お客様はお店の施術を信頼してきてくれているので、独立すると個人の施術すべてに価値を求められます。
そのため、自分の自信の技術を常に研究し続けていないと、容易に他の独立しているセラピストと比べられたりして、お客様に選ばれなくなっていきます。
独立する前に、今一度自分には何ができてないができないのかを明確にしておくと良いでしょう。
事例②「ランニングコストの見積もりが甘い」
その方は、単価の高い高級サロンで施術をしていたこともあり、自分が独立する際は、特に店舗の外装・内装にこだわり、立地の良い場所を選んで、家賃も相当なところを選択したそうです。
しかし、想定以上にお客様がつかず、高い家賃とその他の諸経費を払い続けるはめになってしまい、廃業を余儀なくされました。
これも独立したセラピストあるあるなのですが、理想が高すぎるあまりに、定期でかかる費用、つまりランニングコストの見積もりを甘く設定してしまうことです。
セラピストとしての売上は、基本的には自分が施術した分しか入りません。そのため全く施術ができれなければ、利益が0の時もあります。そんな事情は関係なく毎月支払う必要があるのがランニングコストなので、その見積もりは厳しくしておいた方が、あとあと楽になるでしょう。
ちなみに、サロンのランニングコストで7割を占めるのが家賃と言われています。
つまり物件選択が重要になるでしょう。
自分の技術で稼ぐことができる売上と、そこから毎月支払われるコストのバランスをよく吟味して、物件を選ぶのがおすすめです。
事例③「集客・業務の仕組み化」
その方は、都市部の大手企業の店舗で施術をしていたものの、いつかは自分の地元に帰って、サロンを開きたいという思いで、40歳を機に地元で場所を借りてサロンをオープンしたそうです。しかし、元々いた店舗での集客、顧客管理、店舗管理などはすべて、店舗の本部の担当者が行っていたため、独立したときのノウハウがなく、自分一人サロンを経営するには成り立たたなくなってしまったそうです。
これは、セラピストとして独立するということは、サロンを経営する上で施術以外のやらなければならないことをおさえきれていなかったことが原因と言えるでしょう。
サロンを独立して経営するためには、マーケティング、マネジメント、品質管理、顧客管理、等々、学ぶことが沢山あります。
独立を考えている方は、その知識や技術が抑えられているか、今一度確認しておくとよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?セラピストという仕事が好きで、自分の技術に自信を持ってせっかく独立しても、失敗しないための対策を立てておかないと、すぐに廃業というもったいないことになってしまいます。
そのためにも、独立するために必要な知識・技術を備えておきましょう。
SOLA整体スクールでは、独立開業の方に向けた専門コースもご用意しております。
ぜひ興味がある方は、一度お問い合わせください。