心当たりある!「激辛カレーが食べたい」は自律神経が乱れる前兆?
最近は”自律神経”という言葉を多くの人が耳にした事があるのではないでしょうか?
そのせいか、こんな質問をされる事が多くなりました。
「自分の自律神経の状態を知るにはどうすればよいのでしょうか?」
という質問です。
少し自律神経についてご説明しますと
自律神経は外的環境や状況変化などに応じて、
交感神経から副交感神経へ、副交感神経から交感神経へと絶えず波のように揺れ動いています。
この揺れがあるおかげで、私達の健康は保たれています!
病気にかかったりするのは、この揺れが乏しくなった時、もしくは
偏って働き始めた時です。
では、この偏りにいち早く気付く為に、どのようなところに注目すればよいのでしょうか?
いろいろ注目すべき点はありますが、その中の一つとして”食の嗜好”があります。
実は、食事の食べ方や食べたいなぁと思うものは、自律神経の働きによるところも大きいのです。
人は無意識のうちに、食事によっても自律神経のバランスを取ろうとしているのです!
交感神経が緊張している人は、食事を摂る事で副交感神経を刺激し、無意識にバランスをとっているんです。
なので、メカニズムとして
・まず、一気呵成にとにかく食べて、胃腸の満腹感を刺激します。
・胃腸が刺激され、満腹感を感じる事で副交感神経が優位になります。
・その副交感神経の効果で、人心地ついてようやく気持ちが落ち着いてくる。
といった感じです!
逆に、副交感神経が過度に優位な人は刺激系に走りがちです。
冷たいアイスクリーム、炭酸飲料、激辛カレーなどの辛い物など、極端に刺激の強い味覚を好む傾向があります。
これは、リラックスしきった体調に喝を入れる為の行動です。
このように自律神経のバランスが乱れ始めると、行動にもさまざまな影響が現れるようになります。
特に、食行動に関しては目立った偏りが現れる事が多いようなので、是非参考にしてみてくださいね!
このような事を知っておくと、食べ物の嗜好が変わったり、急ぐように食べるようになったり、食べる量が一段と増えたりした時に
「ちょっとおかしいかな?」
と体調の異変に気付けるようになります。
その場合には「最近何か普段と違ったストレスがないだろうか?」と、日常生活や仕事等、一度振り返ってみましょう。
早くに原因が分かれば、良い対策も立てられるでしょう。
しっかりと前兆を見逃さずに、病気や不調を未然に防ぐ手がかりにしましょう!