”睡眠の質を上げる”には副交感神経の働きを高める!だけではいけない?!
「睡眠の質が悪い・・・」
「寝付くまでに1時間以上かかってしまう・・・」
そのような不眠症状で来店される方も多くいらっしゃいます。
最近では、自律神経の働きについて認知されてきており、「副交感神経への切り替えが上手くいっていない!」と仰る方も増えてきました。
現代社会において、ストレスが常に付き纏い、膨大な情報量の中で1日中休む事なく頭をフル稼働させている環境下では
交感神経が過剰に高まり、休みにくくなっている事も事実です。
夜に副交感神経が優位になると、寝付きが良くなってぐっすり眠れ、心身の休息と回復がしっかりと行われます。
また、睡眠中には特に成長ホルモンが重要な働きをし、細胞の新陳代謝を促進し、病気の治癒・免疫力の向上・アンチエイジングなどの働きをしてくれるので、睡眠の質を高めるには副交感神経が高い状態で働く事が重要となります。
なので、”夜に何かして副交感神経を優位になるようにすればいいんだ!”と思われるかもしれませんが、実は昼間の生活が重要になってくるのです。
昼間、いかに”メリハリをつけた生活をするか”にかかっています。
生活にメリハリがないと自律神経のバランスが悪くなってしまうのです。
例えば、日中に運動を一切しなかったら交感神経の活性化が足りず、夜になってから交感神経が働いてしまいます。
日常生活でどちらかの神経ばかり働かせてしまう事で、自律神経の切り替えが上手くいかなくのです。
なので、交感神経が日中にしっかりと活動する事で、夜に副交感神経への切り替えがスムーズにいくようになります。
そして、自律神経は体内時計によってコントロールされている為、日中に交感神経をしっかりと働かせるには、体内時計を整えて、規則正しい生活を送る事が重要になります。
就寝前に副交感神経の働きを高める方法としては、ぬるめのお湯(38度ぐらい)への入浴・軽いストレッチ・アロマ・音楽・腹式呼吸などが手軽で有効です。
それに加えて、日中のウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動も取り入れて、身体にリズムを覚えさせていく事も対策としては重要です。