脳細胞は”減る”のが定説!しかし、睡眠に脳細胞を”増やす”秘訣があった。
よい眠りからの目覚めは、心身ともにリフレッシュ。
睡眠は疲れを癒し、新たなパワーを与えてくれる半面、
なかなか熟睡できず質の良い睡眠が取れないという悩みを抱えている方は多いです。
人が眠っている時、脳内ではさまざまな出来事が起こっています。
「脳細胞は年齢とともに減り続けて行くもの」これまで定説のように信じられてきましたが、
近年アメリカで「大人になっても脳細胞は増え続けている」という研究が発表され、
脳の中心にある記憶や感情を司る海馬に、新しい神経細胞を作り出すはたらきがあることがわかっています。
衰えていく運命だと思っていた脳細胞が、いくつになっても生まれ変わっていくことができる。
そのカギは睡眠にあるのです。
疲れた脳が唯一休息できるのが、睡眠。
ゆったりと質のよい睡眠をとると、まるでリセットしたようにコンディションが上向きになります。
深く眠っている間に成長ホルモンが分泌され、ストレスなどのダメージを修復することは知られていますが、
脳細胞も起きている時より、睡眠中の方が2倍の速さで増えると言われています。
しかもそれは、レム睡眠(身体は眠り、脳は起きている浅い眠り)中が最大になるのだそうです。
ですので、脳細胞の生まれ変わりにはレム睡眠をうまく活用することが重要になります。
まとまった睡眠が取れない時でも、ちょっとした空き時間(ランチの後の仮眠や電車の中のウトウトなど)に眠るだけで、脳内ではプチプチと新生細胞が生まれているのです。
スッキリした目覚めもレム睡眠がもたらすものですね。
レム&ノンレム睡眠を上手にコントロールすることで、脳疲労を癒し、活性化する毎日は長い人生で大きな影響を与えてくれるのではないでしょうか。
最近では睡眠の質を図るアプリも多く出ています。
是非活用して、自身の睡眠リズムを認識しましょう。