生命活動を支える縁の下の力持ち!身体の最重要パーツ”上部頸椎”
上部頸椎とは、全部で7つある首の骨のうち頭に一番
近い所にある頸椎1番・頸椎2番の事をいいます。
私達を生かしているのは「脳」です。特に「脳幹」と言われる脳の中枢部分が大きな役割を果たしています。脳を衝撃等から守るのが頭蓋骨(硬い骨)です。
その頭蓋骨を支える頸椎(首)が土台だといえます。
人間の健康は、脳と脊髄と末端まで流れている神経によって管理されています。神経が切れれば、そこから先は動かず、痛みも何も感じません。
脳神経は、最も重要で、ダメージを受けてはならない臓器です。そのために、頭蓋骨・背骨という、硬い骨で包まれ守っているのです。
人間の身体は、頭のてっぺんから爪先まで約60兆の細胞から成り、その細胞ひとつひとつの中にある約30億もの情報を持つ遺伝子に脳からの指令を届けています。
反対に各細胞、遺伝子からの情報を脳へ伝える役目も担っています。
その指令と情報のやりとりを脳と身体の間で生きている間止まることなく行き来しているのです。
全ての指令と情報の通り道、それが神経です。
脳から始まる神経は、背骨に守られながら全身へ行き渡ります。
そのスタート地点になるのが、上部頸椎のポイントなのです。→上部頸椎の構造とは
人間の脳には大きく分けて
生命を維持する脳幹部分と、思考などを司る大脳部分があります。
大脳は機能が停止しても人間が死ぬことはないですが、
脳幹部分は人間が生きるに欠かせない自律機能を担っています。
脳幹は脳の際下方に位置していますが、その脳を支えているのが上部頸椎です。
脳幹は免疫系、内分泌(ホルモン)系、自律神経系、脊髄筋骨格系の4つの重要な系統全てに関与する中枢部ですので、上部頸椎が歪み脳幹を締め付けると、生命活動維持機能の働きに支障が起き、
人間が本来備えている”自然治癒力”が働かなくなってしまうのです。
上部頸椎の歪みは人間の生命活動にまで直接影響を及ばしてしまいます。
人間が本来持っている力を最大限発揮するには、上部頸椎が正しい位置にある事が、何よりも重要なのです。