睡眠サイクルを知り、「脳が目覚める睡眠」を取りましょう♪
睡眠に対する悩みとして、朝起きたとき眠気がする、よく眠った感じがしない、昼間に眠気を感じる、といったことがあるかと思います。
これらは、就寝からノンレム睡眠出現までの時間(入眠潜時)が長かったり、ノンレム睡眠の時間が短かったり、深いノンレム睡眠が得られていないためであることが多いです。
睡眠の約75%はノンレム睡眠で、残り約25%がレム睡眠であり、
レム睡眠とノンレム睡眠は約90分の周期で規則正しく繰り返されます。
レム睡眠の後は必ずノンレム睡眠が現れ、これが一晩に5、6回繰り返されます。
睡眠が進むほどレム睡眠の割合が多くなっていき、脳を覚醒させる準備に入ります。
この間に目覚めると、すっきりと快適な目覚めを得ることができるのです。
主に夢を見るのはレム睡眠の時です。
夢は、視覚的で感情を伴う内容で奇抜なストーリーも多いですね。
しかも奇妙な夢を見ていても夢の中では変に思わない。。
これはレム睡眠中には、視覚などの感覚をつかさどる大脳皮質感覚野や感情をつかさどる大脳辺縁系が活動していて、
一方で、論理的な思考をつかさどる前頭葉の一部の活動が低下しているからです。。
夢を見るのはほとんどレム睡眠の間だと一般的に言われていますが、深いノンレム睡眠時にも夢を見ることが分かっています。
その際の夢は、レム睡眠時の夢とは反対に、シンプルで平坦なストーリーが多いのが特徴です。
一般的に、レム睡眠とノンレム睡眠の90分周期の区切りで起きると目覚めが良いとされています。
しかし、実際には周期は70~110分間と個人差もあります。
自分の「睡眠のかたち」を知り、それに応じて最適な睡眠時間を設定することが大切です。