エナジー研究所

なんで食事をすると眠くなるの?食事の時の睡眠メカニズム

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学生時代、昼ご飯を食べた午後の授業は眠すぎて、睡魔と闘いながら授業を受けた経験。一度はあると思います。

睡眠時の脳のメカニズムについては、まだ研究する人の数も少なく謎が多いようです。

「食事をしたらどうして眠くなるのか?」

そんな私たちの日常生活の出来事一つとってみても、脳科学的にはわからないことが多いです。

そんななか、1900年代終わりごろに、脳の覚醒と睡眠に関係する“オレキシン”という物質が脳の中から発見されました。

これをきっかけにさらに研究が進み、多くの睡眠の謎が解き明かされてきているんです。

オレキシンは、食欲を刺激する脳の中の「食欲中枢」という場所で発見され、さらに睡眠に関係する物質であることが解明されました。

このオレキシンが活発に働いているときに、ヒトを含めた脊髄動物の多くは覚醒し、オレキシンの働きが鈍ると睡眠状態に入ると考えられています。

野生動物は空腹になるとエサを探す行動をとらなければなりません。

それは敵と戦う危険な行為と隣り合わせであり、意識を最高レベルにまで覚醒させておく必要があります。

このとき、「オレキシン作動性ニューロン」という神経細胞がオレキシンを刺激して活発化させ、野生動物を覚醒させるのです。
最高レベルに覚醒した野生動物は、これぞと狙った獲物を捕獲し、エサにありつけるというわけです。

エサを食べて満腹になると、もうエサを獲る危険な行動はしばらくしなくて済むので、オレキシンの活動が鈍り、眠りたくなると考えられています。

ヒトも生物の進化の結果生まれた種ですから、このような野生動物時代の脳の働きを継承していても不思議ではありません。

血糖値が高くなると眠くなる脳内のメカニズムとは空腹時と睡眠時の脳のメカニズムをさらに見ていくと、空腹時には血液中のグルコース濃度(血糖値)が低くなり、オレキシン作動性ニューロンの活動が活発になって、オレキシンが活性化します。

逆に、満腹になると血糖値が高くなり、このニューロンの活動が低下して、オレキシンの活動が低下することが解明されています。

ナルコレプシーという病気をご存知でしょうか?

「ナルコレプシー」とは…
居眠り病(いねむりびょう)とも呼ばれ、日中において場所や状況を選ばず起こる強い眠気の発作を主な症状とする睡眠障害です。自発的に覚醒を維持する能力、およびレム睡眠を調節する機能の両者が阻害される奇病で、直前まで話をしていたのにいきなり眠ってしまうこともあるといいます。

10歳代半ばから発症する場合が多く、重要な会議の場でも運転中でも、突如、急激に眠くなるため、社会生活はもとより生命維持さえ危ぶまれます。

このナルコレプシーも、ヒトを覚醒させるオレキシンの働きが阻害されることによって引き起こされると考えられています。

このように、食事後の眠気というのは人間の身体の構造上しかたのないことなので、重要な会議を午後に控えていたり、学校のテストが午後からあるときなど…。

大事な場面には食べる量だったり、少し仮眠を取ったりなど、色々アプローチして対処してみてください。

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