風邪じゃないのに長引く咳。実は”ストレス”によるものだった?!

鼻水が出る、熱が出る、身体がだるいといった風邪の症状がないのに咳が出続ける場合、原因のひとつとしてストレスが考えられます。

ストレスによる咳は、心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)と呼ばれるものです。

発熱など風邪の症状がないのに2~3週間も咳が出ている場合や、昼間は出るけれど夜は出ない場合は、心因性咳嗽の可能性があります。
気管支喘息の症状とも似ていますが、心因性咳嗽には、集中している時は出ないなどの特徴があります。

その他の特徴は、

(1)長い期間(2週間以上など)咳が止まらない

心因性咳嗽の大きな特徴は、長引く咳。咳が出る状況が2週間以上続いていたら、要注意です。

(2)重いゴホゴホ咳ではなく、乾いたコンコン咳

痰がからむことがほとんどなく、ずっと空咳が続く場合も心因性咳嗽の疑いがあります。
同じ咳でも、重いゴホゴホしたものではなく、乾いた“コンコン”という咳が出ます。

(3)日中に咳が出るが、睡眠中は出ない

上述した通り、仕事中など日中に咳が出るのが特徴。ストレスが多くかかるときにに気道が収縮して咳が出るため、反対に睡眠中などリラックスしている状態では出なくなります。

夜に気管支が狭まって咳が出る喘息などとの大きな違いです。

(4)咳の他に風邪の症状がない

発熱や鼻づまり、下痢など風邪の他の症状はないのに咳が出続けるのもポイントです。

(5)咳止め薬を飲んでも効果がない

「薬局で咳止め薬を買って飲んだのに効果がない……」と、5~6日咳止めを服用しても症状が改善されなければ、心因性咳嗽の可能性があります。

心因性咳嗽を和らげるには、やはりストレスを溜めない事です。

リラックスできる時間を意識的に作り、副交感神経の働きを普段から高める練習をしていきましょう。

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