骨が呼吸をする!?”万病を防ぐ”呼吸の仕組みとは

人間誰しも生きている間は呼吸をしていますが
実は頭蓋骨と骨盤も、「その呼吸と連動して微妙に動いている」のです。

この呼吸による頭蓋骨と骨盤の微妙な動き(ポンプ作用)によって、脳脊髄液が中枢神経(脳と脊髄)の周りを循環しているのです。

※脳脊髄液とは、全身で500ccほどある体液で、脳の中で作られています。
「生命の源」「脳の洗浄液」とも呼ばれている、人間が生きていくうえでとても重要な役割を担っている物質です。

脳脊髄液の循環が滞ると、脳や脊髄に十分な栄養や酸素が届かなくなり、老廃物もたまっていきます。
そして、脳や脊髄が正常に機能できなくなり自律神経やホルモンのバランスが乱れていきます。

そのために、あらゆる症状が起こりえる原因となってしまうのです。
疲労、頭痛、耳鳴り、めまい、不眠、冷え性、むくみ、生理痛、生理不順、腰痛、肩こり等です。

そして、
脳脊髄液が滞る原因で非常に多いと言われている事が、頭蓋骨・骨盤の歪みです。

息を吸うときに仙骨は立ち頭蓋骨は横長になります
そして、息を吐くときは、仙骨は傾き頭蓋骨は縦長になります。

見た目ではまったくわかりませんが、身体の構造的には実はそんな連動した動きがあるのです。

姿勢や骨格にも、人それぞれ違いがあるように
呼吸でも吸うのが楽にできる人、または吐くのが楽に出来る人と様々です。

頭蓋骨と骨盤が呼吸によって動くことで
脳脊髄液の循環を促すポンプの働きをすることが出来るので、
浅くて早い呼吸は頭蓋骨や骨盤の動きにとってあまりよくありません。

そのため”呼吸”には、脳脊髄液の循環を促して、正常な神経伝達を行なう役割も備わっているのです。

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