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オフィスワーカーは特に注意。ストレスも原因?脳酸欠状態とは。

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飯田橋、頭、自律神経、マッサージ、ストレス

なんだかぼーっとする。集中力が続かない。眠くもないのにあくびばかり出る。
多忙なオフィスワーカーの方だと特に経験したことがある方は多いのではないでしょうか。

この症状、実は脳の酸素不足からくるSOSのひとつです。

脳の重量は成人の場合、体重の約2%です。
なのに、体内の酸素の約20%を脳が消費していて、臓器の中でも特に消費量が多いのです。
ことばを換えると、脳はとても酸素を食う存在、しかも非常に燃費が悪いということになります。
ですので、体内の酸素が不足すると、脳はたちまち酸欠に陥ります。これがボンヤリ感、だるさ、集中力の欠如・・・などなどにつながるのです。

ではなぜ、体内の酸素が不足するのでしょう?
原因は2つ考えられます。
 
まず考えられるのは、吸った空気の中に酸素が足りないということです。
もともと大気中に、酸素は約20%しかありません。それが近年、工業化で大気が汚染されています。
加えて最近の建築は気密性が高いので、戸や窓を閉めると換気がされにくく、中にいる人間が呼吸するにつれて、酸素が減り二酸化炭素が増えていく傾向があります。
それで、オフィスにこもりがちな現代人は、酸欠になりやすくなっているのです。

二つめは、吸った酸素を体が取り込めない、という問題です。
人間の体は、呼吸で取り込んだ酸素を血液中の赤血球が運搬し、末端の細胞まで届ける仕組みになっています。
赤血球が酸素を取り込めるのは、その中にあるヘモグロビンのおかげ。しかし体内の鉄分、特にヘム鉄が不足すると、ヘモグロビンが取り込める酸素の量も減ってしまうのです。
現代は、バランスの悪い食事やストレスのせいで鉄分をじゅうぶん摂取できていない人が多く、その結果酸欠状態になっているのです。

酸欠状態が続くと脳は緊張し、交感神経を働かせて呼吸数をあげようと試みます。
あくびをして空気を取り込もうをするのは、酸欠状態に陥った脳の悲鳴なのです。
でもがむしゃらに「あくび」を取りいれるだけでは、無理に呼吸の数を増しているので、取り込める効率は下がり呼吸が浅くなります。
結果として、さらに酸欠になる、という悪循環に陥ってしまいます。

健康な人間の体内の酸素濃度は、通常97%以上だと言われています。しかし最近は、95%未満の人が増えているそうです。
たった2%?と思うかもしれませんが、この2%の差はすごいんです。

人間が意図して酸素濃度を2%下げようと思ったら、呼吸を1分間止める必要があります。
1分間も止めていることも難しいかもしれませんが、酸素濃度95%未満の現代人は、それだけ酸素をロスしているということになります。

酸素が不足すると、脳はどうなるのか。
よく聞かれる「脳死」は酸欠状態の結果、大脳の神経細胞が死んでしまって脳幹だけが行き残っている状態です。
それだけ、脳は酸欠に弱い器官なのです。
一般的な脳酸欠状態では、記憶をつかさどる海馬がダメージを受けます。海馬は、長期的なストレスによっても萎縮することが知られている部分です。
ストレスの結果酸欠になり、さらにストレスそのものによってもダメージを受けるという、ダブルパンチ状態に陥ってしまいます。

脳の酸欠状態は記憶力の低下、集中力の欠如などあらゆる面に影響を及ぼします。そこで、
そもそも考えるべきポイントは、自律神経の乱れにより十分な呼吸とその酸素の脳への循環が滞ってしまっていることが考えられます。

ストレスにより身体の構造面に異常がでてしまうと、酸素は十分にあっても身体がそれをうまく取り込めない状態になってしまいます。

大気中の酸素不足・体内鉄分不足・身体の構造の乱れ。以上の3つの原因から、脳の酸欠についてご説明しました。
現代は、環境的要因やストレスなどで、知らず知らずのうちに脳酸欠になりやすいものです。
少しの酸欠が脳を疲弊させ、さらなる酸欠を引き起こす悪循環にハマらないよう、まずは脳疲労のサインを見逃さないようにしましょう。

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