エナジー研究所

現代人の4割が感じている?!”慢性疲労”の正体とは!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
疲れ、自律神経、飯田橋、頭、頭痛

「だるい」「朝、起きられない」「休日にゴロゴロしても休んだ気がせず、疲れが残る」こんな状態が続く方は珍しくないと思います。
特にビジネスマンやいくつもの仕事を抱えている方だと特に顕著に表れます。

こんな状態な方は、もしかしたら「慢性疲労」の状態に陥っているかもしれません。

疲労感は痛みや発熱に並ぶ、”体の異常を知らせる三大アラーム信号”です。

現代の多忙な社会では、約4割の人が半年以上続く慢性的な疲労を感じていると言われています。
2012年に厚生労働省疲労研究班が一般地域住民2000人を対象に実施した疫学調査によれば、38.7%の人が半年以上続く慢性的な疲労を感じており、
そのうち2.1%には日常生活に支障をきたすような慢性的な疲労が見られたそうです。

社会背景も相まって、現代人は疲れをよりためやすくなってしまっています。

では、なぜ疲労がたまるのか?

疲労のきっかけの一つは、ストレスです。
ストレスには人間関係の悩みなどの「精神的ストレス」だけではなく、過重労働や激しい運動のような「身体的ストレス」
紫外線や化学物質、猛暑、感染症などのさまざまな「生活環境ストレス」、更には「身体の構造の歪み」によるストレスがあげられます。

これらのさまざまなストレスがかかると、体の神経系・免疫系・内分泌系のシステムにひずみが生じ、細胞レベルではタンパク質や遺伝子に傷がつきます。
本来、人間には副交感神経の働きのより、それを修復する能力が備わっているのですが、
運動や作業を止めずに続けた場合や、過度のストレス状況に置かれた場合などには傷を修復することができなくなってしまいます。
そのため、人は「だるい」「しんどい」という感覚で疲労を自覚することによって、休息をとり、副交感神経を働かせることで元の健康な状態に回復させています。

疲労感を覚えたら、一旦活動を休止して休息するというのが健全な状態ですが。
とはいえ、現実的には「分かっていてもなかなか休めない」という人も多いです。
しかし、「休め」というアラームを無視して働き続けると、場合によっては細胞の傷が修復できなくなり、心筋梗塞や脳血管障害などの深刻な事態に陥ることもあるのです。

ストレスは、体の神経系・免疫系、内分泌系のシステムに絶えず影響を与えていますが、
通常は体にひずみが生じても修復され、この3つのシステムが大きく崩れることはありません。
しかし、修復能力を超える強大なストレスや、長期間にわたりストレスがかかると、次第にシステムに歪みが生じ出します。

こうなると免疫系は防御体制を発令して、体を守るための免疫物質をつくり出し。
この免疫物質はウイルスを抑えるのには有効だが、脳に悪影響を与えるので、それがなかなかとれない疲れや不安・抑うつなどの症状を引き起こすのです。

最近の研究では、このような免疫物質は脳の中でもつくられていることがわかってきました。
免疫物質が脳内でつくられると、セロトニンなどの神経伝達物質を介して行われる情報交換がうまくいかなくなり、さまざまな慢性疲労の症状が現れるのです

セロトニンなどの神経伝達物質による脳内の情報交換がうまくいかなくなると、疲れているのに疲労感を自覚できなくなることもあり、「疲労感なき疲労」が溜まっていきます。

さらにこの疲労は、
周囲からほめられて一時的に達成感を味わったり、自分は必要とされていると思うと、
脳の中で快楽をつかさどるドーパミンや、怒りのホルモンといわれるノルアドレナリンなどの神経伝達物質が増え、疲労感が覆い隠されてしまうのです

1カ月以上続けば「遷延性疲労」、6カ月以上続けば「慢性疲労」と呼びますが、実はこの「自覚なき疲労」が危険なのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントを残す

*